迷惑メール対策設定 †迷惑メール対策設定では、スパムフィルターの処理方法を決めることができます。 「ドメイン全体に対して設定できる機能」と「個々のアカウントに対して設定できる機能」に分かれています。ドメイン全体の設定よりも、アカウントの個別設定が優先されます。個別設定していない場合は、ドメイン全体の設定が適用されます。
迷惑メールフィルター利用 †個々のアカウントで設定可能な機能です。 利用する(デフォルト値) †迷惑メールフィルターを利用します。 利用しない †迷惑メールフィルターを利用しません。「利用しない」を選択した場合、迷惑メール対策設定のすべての機能、ホワイトリスト・ブラックリスト設定のすべての機能が使えなくなります。受信するメールについて、迷惑メールかどうかの判定をさせたくない場合に「利用しない」を選択してください。 なお、「利用しない」を選択しても、メールのウィルスチェックは有効です。ウィルスチェックを無効にすることはできません。 迷惑メールの隔離 †個々のアカウントで設定可能な機能です。 隔離する †迷惑メールの判定強度に基づいて、迷惑メールと判定されたメールを当社メールフィルターのサーバー上に隔離します。隔離されたメールは、ブラウザからアカウント用ページの隔離メールボックスから参照できるほか、メールソフトのPOP・IMAP機能を使って参照することができます。隔離されたメールの一覧を通知することもできます。 隔離されたメールは、14日間が経過すると、自動的に削除されます。削除後の復旧はできません。 隔離しない(デフォルト値) †迷惑メールの判定強度に基づいて、迷惑メールと判定されたメールであっても、隔離せずにアカウント宛てに配送します。その際、件名に追加する文字が設定されている場合は、件名の書き換えの後にメール配送を行います。 メールソフト側でメールの振り分け処理をしたい場合は「隔離しない」を選択してください。 隔離メールの通知 †個々のアカウントで設定可能な機能です。 通知する †迷惑メールの隔離が有効な場合、隔離されたメールの一覧を通知間隔で設定した時間に基づいて通知します。 1通もメールが隔離されていない場合、通知は行われません。 通知しない(デフォルト値) †迷惑メールの隔離が有効な場合、隔離されたメールがあっても、その通知を行いません。隔離されたメールは隔離メールボックスから参照する必要があります。 隔離メールの通知間隔 †隔離メールの通知が有効な場合、指定の通知間隔毎に隔離メールの通知を行います。指定の間隔を経過しても隔離されたメールがなければ、通知は行いません。
件名に追加する文字 †迷惑メールの判定強度に基づいて、迷惑メールと判定したメールの件名に追加する文字を設定します。 例えば、「テスト」という件名のメールがスパムと判定された場合、デフォルトの設定では、「[SPAM] テスト」という件名に変更されることになります。メールソフトでは、ここで設定した文字([SPAM])に基づいて振り分けをするのが効果的です。 迷惑メールの判定強度 †基本的には「ドメイン設定を適用」のままで問題ありませんが、個別に設定したい場合に利用します。
判定強度を微調整したい場合は、「細かく指定」の入力欄に任意のスコアを入力します。 スコアについて †Alive Mail Filterでは、受信した個々のメールについて、スパムメールであるか、あるいは正規のメールであるかの判定を行います。その判定結果として、メールに対してスコア(得点)が付けられます。スパムメールの特徴が多いほどメールのスコアは高くなり、特徴が少ないほどメールのスコアは低くなります。 言い換えると、スコアが高いほどスパムメールの確率は高く、スコアが低ければ正規のメールである確率は高くなります。 メールのヘッダーには、「X-Spam-Status」という行が追加され、そこでスコアを確認できます。以下はその例ですが、判定結果として「7.0」というスコアが付けられています。
スパムメール検知率と誤検知率 †スパムメールの検知率が低いほど、スパムメールを判定にしくくなります。スパムメールの特徴が多く見られるメールについてはスパムだと判定できますが、特徴が少ないものは判定できません。その一方で正規のメールが、スパムメールだと誤検知される確率も低くなります。 スパムメールの検知率が高いと、スパムメールを判定しやすくなります。スパムメールの特徴が少ないメールであってもスパムだと判定することができます。その一方で正規のメールが、スパムメールだと誤検知される確率が高くなります。 |