* 迷惑メール対策設定 [#e10b19ba] 迷惑メール対策設定では、スパムフィルターの処理方法を決めることができます。 「ドメイン全体に対して設定できる機能」と「個々のアカウントに対して設定できる機能」に分かれています。ドメイン全体の設定よりも、アカウントの個別設定が優先されます。個別設定していない場合は、ドメイン全体の設定が適用されます。 |CENTER:|LEFT:150|LEFT:100|LEFT:100|LEFT:100|c |~No|~機能名|~ドメイン全体|~アカウント|~デフォルト値| |1|[[迷惑メールフィルター利用>#use_filter]]|設定できない|設定できる|利用する| |2|[[迷惑メールの隔離>#use_isolate]]|設定できない|設定できる|隔離しない| |3|[[隔離メールの通知>#use_isolate_notify]]|設定できない|設定できる|通知しない| |4|[[隔離メールの通知間隔>#isolate_notify_interval]]|設定できない|設定できる|1日毎| |5|[[件名に追加する文字>#spam_subject_prefix]]|設定できる|設定できる|[SPAM]| |6|[[迷惑メールの判定強度>#spam_judge_level]]|設定できる|設定できる|通常(5.0)| ~ #ref(amf-filter.jpg) &aname(use_filter); ** 迷惑メールフィルター利用 [#m57260cf] 個々のアカウントで設定可能な機能です。 *** 利用する(デフォルト値) [#ec88c67d] 迷惑メールフィルターを利用します。 *** 利用しない [#qbd54d91] 迷惑メールフィルターを利用しません。「利用しない」を選択した場合、[[迷惑メール対策設定>MailFilter/迷惑メール対策設定]]のすべての機能、[[ホワイトリスト・ブラックリスト設定>MailFilter/ホワイトリスト・ブラックリスト設定]]のすべての機能が使えなくなります。受信するメールについて、迷惑メールかどうかの判定をさせたくない場合に「利用しない」を選択してください。 なお、「利用しない」を選択しても、メールのウィルスチェックは有効です。ウィルスチェックを無効にすることはできません。 &aname(use_isolate); ** 迷惑メールの隔離 [#c467cc16] 個々のアカウントで設定可能な機能です。 *** 隔離する [#vc5b522e] [[迷惑メールの判定強度>#spam_judge_level]]に基づいて、迷惑メールと判定されたメールを当社メールフィルターのサーバー上に隔離します。隔離されたメールは、ブラウザからアカウント用ページの[[隔離メールボックス>MailFilter/アカウント用マニュアル/隔離メールボックス]]から参照できるほか、[[メールソフトのPOP・IMAP機能>MailFilter/アカウント用マニュアル/隔離メールボックス#mailer]]を使って参照することができます。[[隔離されたメールの一覧を通知>#use_isolate_notify]]することもできます。 隔離されたメールは、14日間が経過すると、自動的に削除されます。削除後の復旧はできません。 *** 隔離しない(デフォルト値) [#ref81459] [[迷惑メールの判定強度>#spam_judge_level]]に基づいて、迷惑メールと判定されたメールであっても、隔離せずにアカウント宛てに配送します。その際、[[件名に追加する文字>#spam_subject_prefix]]が設定されている場合は、件名の書き換えの後にメール配送を行います。 メールソフト側でメールの振り分け処理をしたい場合は「隔離しない」を選択してください。 &aname(use_isolate_notify); ** 隔離メールの通知 [#o79719a7] 個々のアカウントで設定可能な機能です。 *** 通知する [#v1a23cee] [[迷惑メールの隔離>#use_isolate]]が有効な場合、隔離されたメールの一覧を[[通知間隔で設定した時間>#isolate_notify_interval]]に基づいて通知します。 1通もメールが隔離されていない場合、通知は行われません。 *** 通知しない(デフォルト値) [#r9ce217a] [[迷惑メールの隔離>#use_isolate]]が有効な場合、隔離されたメールがあっても、その通知を行いません。隔離されたメールは[[隔離メールボックス>MailFilter/アカウント用マニュアル/隔離メールボックス]]から参照する必要があります。 &aname(isolate_notify_interval); ** 隔離メールの通知間隔 [#b145c46f] [[隔離メールの通知>#use_isolate_notify]]が有効な場合、指定の通知間隔毎に隔離メールの通知を行います。指定の間隔を経過しても隔離されたメールがなければ、通知は行いません。 - 1時間毎 - 2時間毎 - 4時間毎 - 8時間毎 - 12時間毎 - 1日毎(デフォルト値) - 2日毎 - 3日毎 - 4日毎 - 5日毎 - 6日毎 - 7日毎 &aname(spam_subject_prefix); ** 件名に追加する文字 [#pacf5a29] ドメイン全体、個々のアカウントで設定可能な機能です。~ 個々のアカウントの設定が優先されます。 [[迷惑メールの判定強度>#spam_judge_level]]に基づいて、迷惑メールと判定したメールの件名に追加する文字を設定します。デフォルト値は''[SPAM]''が設定されています。 例えば、「''テスト''」という件名のメールがスパムと判定された場合、デフォルトの設定では、「''[SPAM] テスト''」という件名に変更されることになります。メールソフトでは、ここで設定した文字(''[SPAM]'')に基づいて振り分けをするのが効果的です。 [[迷惑メールの隔離>#use_isolate]]を有効にしていて、件名を変更したくない場合は、文字の入力欄を空にして更新してください。 &aname(spam_judge_level); ** 迷惑メールの判定強度 [#j1e03235] ドメイン全体、個々のアカウントで設定可能な機能です。~ 個々のアカウントの設定が優先されます。 基本的には「通常の判定」のままで問題ありません。[[ホワイトリスト・ブラックリスト設定>MailFilter/ホワイトリスト・ブラックリスト設定]]を使っても、判定の精度が今一つだという場合は、この設定を調整することで、判定精度の向上が期待できます。 |LEFT:100|LEFT:50|LEFT:100|LEFT:100|c |~設定値|~スコア|~スパム検知率|~誤検知率| |軽度な判定|10.0|低い|低い| |やや軽度な判定|7.0|やや低い|やや低い| |通常の判定|5.0|通常|通常| |やや厳重な判定|4.0|やや高い|やや多い| |厳重な判定|3.0|高い|多い| 判定強度を微調整したい場合は、「細かく指定」の入力欄に任意のスコアを入力します。 *** スコアについて [#f625b3c4] Alive Mail Filterでは、受信した個々のメールについて、スパムメールであるか、あるいは正規のメールであるかの判定を行います。その判定結果として、メールに対してスコア(得点)が付けられます。スパムメールの特徴が多いほどメールのスコアは高くなり、特徴が少ないほどメールのスコアは低くなります。 言い換えると、スコアが高いほどスパムメールの確率は高く、スコアが低ければ正規のメールである確率は高くなります。 メールのヘッダーには、「''X-Spam-Status''」という行が追加され、そこでスコアを確認できます。以下はその例ですが、判定結果として「7.0」というスコアが付けられています。 > ''X-Spam-Status:'' Yes, ''score=7.0'' required=4.5 tests=FM_FRM_RN_L_BRACK,GAPPY_SUBJECT,X_IP autolearn=disabled version=3.2.5 < *** スパムメール検知率と誤検知率 [#kdd9bb95] スパムメールの検知率が低いほど、スパムメールを判定にしくくなります。スパムメールの特徴が多く見られるメールについてはスパムだと判定できますが、特徴が少ないものは判定できません。その一方で正規のメールが、スパムメールだと誤検知される確率も低くなります。 スパムメールの検知率が高いと、スパムメールを判定しやすくなります。スパムメールの特徴が少ないメールであってもスパムだと判定することができます。その一方で正規のメールが、スパムメールだと誤検知される確率が高くなります。